4.「てるてる坊主てる坊主明日天気にしておくれ ~運動会頑張りました~」
「校長室だより」第4号です。写真等は用いずに、文字だけで5月末と6月のはじまりの様子をお知らせします。
5月24日(金)10時30分から「火災避難訓練」が行われ、小中高全ての児童生徒が参加しました。ご指導いただいたのは、5月15日(水)の心肺蘇生講習会でもお世話になった亘理消防署山元分署隊員の方々です。児童生徒は大きなサイレンが鳴ったり、拡声器で大声が聞こえたりしても大きく取り乱す様子もなく、消火や煙中歩行などの疑似体験も行い一時間ほどの訓練を立派に終えることができました。1978年6月12日の宮城県沖地震から46年目、本校の創立とほぼ同時期でしたが、宮城県ではこの時期に防災避難訓練を行うところが多いのはそのためだと思います。2011年の震災から13年以上が経ちましたが、被災地山元町にある学校として、本校は防災訓練に本気で取り組んでいます。震災が風化しないように、備えの大切さを願い、この「校長だより」からも定期的に発信していきたいと思います。昨日の早朝も緊急地震速報がここ宮城でも鳴り響きました。いつどこで起きてもおかしくありません。
5月31日(金)、天気予報では6月1日(土)の運動会も6月2日(日)の障害者スポーツ大会も両日とも朝から雨。天気を願う児童生徒と先生方の力作てるてる坊主が昇降口に飾られました。願いが通じ、両日とも競技中だけは、しっかりと晴れました。ひまわり教室小中学部の大運動会が本校体育館で行われました。今回は5年ぶりにあすなろ教室の小中高の児童生徒も参加し「オール山元支援」で開催できました。参加者全員が最後まで「走って・投げて・跳んで・踊って」競技をやりきることができました。特に山元支援名物「あすなろ・ひまわり教室合同の紅白玉入れ合戦」は、2回とも玉一個差の接戦で盛り上がり、最後のダンス「あおきいろ」はご家族も一緒になって踊りました。この日までの練習や準備は大変だったと思いますが、一人一人全員が本当に輝くことができました。たくさんの保護者の皆さんの応援もありましたし、とても貴重で有意義な時間だったと思います。やはり声を出して応援ができるっていいですね。コロナの頃がなつかしいくらいです。この様子は河北新報でも取り上げてもらいました。
県内では、いたるところで高総体が6月2日(日)に行われていましたが、本校ひまわり教室高等部は障害者スポーツ大会に参加してきました。会場は仙台市陸上競技場。天気予報では雨、2日前の壮行式でも雨が降っても頑張ろうと呼びかけたほどでしたが、当日は願いが通じて、晴れてくれました。参加者全員が最後まで「走って・投げて・跳んで」競技をやりきることができました。この日までの練習や準備は大変だったと思いますが、高等部全員が参加する支援学校は少ない中、生徒たちの全力で頑張り抜いた後の輝くような笑顔を見ると参加してよかったと実感しました。たくさんの保護者の皆さんの応援もありましたし、先生方も他校の先生方や昔の教え子さんたちにも会えるなど、とても貴重で有意義な時間だったと思います。
いつも混んでいて、まだ一度も入ったことのない山元インター近くの田園さんの電光掲示板に「はらこ飯」とあり、まだ秋ではないのにと思いよくよく見てみると「天然ますのはらこ飯」でした。鮭は秋ですが、春から初夏はますの季節ですからね。ぜひ食べてみたいです。
梅雨時です。明日5日は芒種。学校の周りは、緑が日に日に深まっています。校門左側にあるあじさいが綺麗に咲き始めています。旬の食材を使った本校の給食は本当に美味しいです。季節を感じることができると思います。「虫歯予防の日6月4日から10日」まで歯と口の健康週間で虫歯予防やよく噛んでたべるメニューが工夫されています。「かみかみサラダ」「麦ごばん」「ピザトースト」子どもたちはしっかり食べて「元気に仲良く一歩ずつ」今月も頑張ります。
令和5年6月4日 山内