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校長ブログ

25.10月 校外学習と製品販売会

 あっという間の10月でした、と似たようなことを前回も書いていました。本当に月日の経つのは早く、2025年も残り2ヶ月になろうとしています。

 10月21日(火)にあすなろ教室の角田中央公園での校外学習があり、現地で合流しました。外出が可能な児童生徒が3回に分かれて参加します。この日は中1と高1の2人が参加しました。あすなろ教室の校外学習は比較的あたたかい時期に3回ほど計画されています。体調面への配慮もあるので、時間にすれば移動も含めて1時間半ほど。外にいるのは30分ほどでしょうか。

 いつもとは違う景色を見たり、外の空気や吹く風を感じることで季節を感じたりと、病院にいる日常とは違う経験をしてもらいたい、というねらいがあります。病室から出ることができない児童生徒にも、少しでも病院の外を感じてもらいたいとオンラインで結んで実況をします。その際の児童生徒のちょっとした反応に先生方は気づき、注意深く見守り、次の授業を考えます。病院に長い期間入院しなければならない児童生徒の毎日が、少しでも豊かなものになるよう、先生方は力を尽くしているのです。

 

 10月23日(木)には高等部の製品販売会がありました。作業学習の一環で製作した陶器、手芸品や育ててきた野菜をフレスコキクチ山下駅前店の御協力の下、店舗前で販売するという、高等部の生徒達にとっては一大行事です。1年生にとっては初めての経験です。朝登校してきた生徒達の中には明らかに緊張している者もいました。当日は御家族のみなさんだけではなく、来店した一般のお客さんや、広報で知った方等多くの方に購入していただきました。本当にありがとうございました。快く店舗前での販売を許可していただいたフレスコキクチ山下駅前店様にも深く感謝いたします。来場し御購入いただいた、山元町役場の関係者の皆さまや学校運営協議会の関係者の皆さまにも感謝いたします。

 生徒達は充実感にあふれていました。販売の担当でないときは近辺の清掃活動も行っていたため、疲労感もあふれていました。それでも、学校に帰ってきた生徒達は本当によい表情をしていました。かけがえのない経験を積むことができたのではないでしょうか。用意した野菜はほぼ売り切ってきたのですが、手芸品や陶器についてはまだまだ残っていました。どこか他の所でも販売の機会があればいいのかな、とも感じています。

 

 急に寒くなりました。朝晩だけではなく、日によっての寒暖の差が激しいですね。学校でも体調管理に気をつけて、児童生徒だけではなく私たち教職員も過ごしていきたいと思います。皆さまもどうぞ御自愛ください。