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校長ブログ

26.9月

 早いもので9月も終わろうとしています。学校の一年間の半分が終わったことになります。そして、ふとしたことから子どもたちの成長を感じられるようになってくる時期でもあります。

 単純に身長が伸びた子どもたちもいれば、久しぶりに授業を見に行くと、すっかり大人びた表情で課題に取り組む子どもたちもいます。作業の様子を見に行くと以前と比べて集中して作業に取り組み、手際もよくなっている子どもたちもいます。以前と比べて表情が柔らかくなっていたり、教員の呼びかけに対する反応が変わってきたりしているあすなろ教室の児童生徒たち。例を挙げていけばきりがないのですが、支援学校の中は児童生徒が目に見えて成長していく場だと思っています。

 私自身は高等学校での勤務が長かったので、支援学校に勤務したての頃は、目に見えるような形でできることが増え、成長していく姿を見て、とても新鮮な驚きを感じました。高等学校でも、もちろん卒業式での大人びた姿を見る機会や、部活動等の場面で成長した姿を見る場面があるのですが、かなり多くの生徒たちが、授業を聴いても面談をしても素知らぬ顔をしていることが結構あります。そして、卒業してすっかり大人になって偶然会う機会があったときに、実はあのとき先生の言葉で、とか、忘れられない言葉があります、ありがとうございます、なんてことを言ってくることが何回かあったのです。

 こちらとしては、それならばそのときに、あるいはせめて卒業する前に言ってくれよ、そうすれば自信にもなるし次の担当生徒にも還元することができたのに、なんて恨み言のひとつも言いたくなるのですが、自分が高校生の頃を考えても、まあ高校生なんてそんなものか、と思っていました。

 どちらがよいとか悪いとかという話ではないのですが、自分が行った指導の結果が比較的短時間のうちに目に見える形で返ってくることが多い支援学校での指導は、やりがいがあるとともに、教員にとっては怖い面もあると思います。自分の指導の成果がないこともはっきりとわかってしまうからです。それでも、そのようなときこそ教員たちは、1人では抱え込まずに教員同士で話し合い、意見をぶつけ合い、有効な支援の方法を探っていきます。その真摯な姿には本当に頭の下がる思いです。

 今年度も残り半分。毎日の姿を見守るとともに、後期の修了式と卒業式で児童生徒の皆さんがどのような成長した姿を見せてくれるのか楽しみにしていますし、学校全体が安心して教育活動が行われる場所になるよう、校長としてより一層心がけていきます。

26.8月

 8月24日(月)。夏休みが終わり、子どもたちも元気に学校に戻ってきました。夏休み中に大きな事故等もなく、まずは一安心です。

 

 お盆期間中をはじめ、夏休み中は雨が多く、酷暑、とまではいかなかったように感じていましたが、学校が始まった先週は35℃を超えるような日もあり、なかなか厳しいスタートとなりました。国内では地震や豪雨が相次ぎ、世界的に見ても多くの災害が発生しています。先日の中国とネパールの国境付近で起こった、氷河の崩壊による岩氷雪崩からの土石流や鉄砲水による災害は、衝撃的な映像とともに報道されました。死者と行方不明者の総数は4,000人に迫る勢いです。全国各地で水難事故も相次ぎ、痛ましい報道も複数ありました。

 

 悲しいニュースばかりを見ていると、山元支援学校の児童生徒が無事に夏休みを終え、学校に戻ってきたのがほとんど奇跡のように感じられてきました。保護者の皆さまをはじめ家族の皆さまや、福祉事業所関係の皆さま、そして宮城病院の関係者の皆さまが、愛情深くそして手厚く見守ってくださったからだと思います。心より感謝を申し上げます。

 

 夏休みも終わり、また児童生徒が長い時間を学校で過ごすようになります。私たち教職員一同、子どもたちの安全に気を配り、そして想像力を働かせて(災害に備える場面でも想像力を働かせることは大切でしょう)、子どもたちが充実した学校生活を送ることができるよう、日々取り組んでいきたいと思います。

 

 9月には校外活動や宿泊学習、そして、高等部やあすなろ教室の修学旅行も行われます。児童生徒が楽しみにしている行事が無事に終わり、皆が笑顔で帰ってくることができるよう願っています。暑い日もあれば涼しい日もあるようです。体調管理も大変だとは思いますが、私たち教職員が元気に健康に過ごすことも、子どもたちの安全のためには大切だと日々感じているところです。学校中が元気に笑顔で過ごせる9月になりますように。もちろん、保護者の皆さまや福祉事業所関係の皆さま、宮城病院の皆さまをはじめ、すべての学校関係の皆さまも含めてのお話です。

26.7月

 7月17日(金)に全校集会がひまわり教室は学校で、あすなろ教室は宮城病院の教室で行われ、山元支援学校は夏休みに入りました。児童生徒に大きな事故もなく夏休みを迎えることができたのも、本校教職員の力はもちろんですが、保護者の皆さまの御理解、御協力があってこそですし、宮城病院の職員の皆さまや地域の皆さま、スクールバス関係の皆さまや給食の調理員の皆さま、そして行政や福祉事業所関係の皆さまのお力があってのことです。皆さまに心より御礼申し上げます。

 全校集会ではここまでの振り返りや夏休み中にしてほしいことなどを話したのですが、何よりも強調したのは、夏休みが終わった後の8月24日(月)に、全員元気に登校してほしい、ということでした。

 海難事故や交通事故等で子どもが犠牲になるニュースが散見されます。事故に遭ったり病気になったりすることなく、夏休みを元気に過ごしてほしい。それが子どもたちに関わる者全員の願いだと思います。御家庭だけではなく、様々な場面で、私たち教職員も含む様々な方々が、少しでも目を配れるような社会であってほしいです。

 子どもたちだけではなく御家族の皆さまも健やかに過ごしてほしいですし、そして、本校の教職員にとっても夏休み中は休むことのできる機会ですから、教職員にもリフレッシュしてもらい、全員が8月24日(月)から元気に学校生活を始められることを願っています。

26.6月

 昨年度から月に一度ブログを書いていますが、過去のものを見直すと、とにかく時間が早く経つのを嘆いているものが多いことに、苦笑してしまいました。そして、6月の終わりに言いたいことは、やはり、もう2026年も半分が終わってしまう!ということです。

 時の流れを早く感じるようになったのは、いくつくらいからでしょう。やはり、社会人になった頃からでしょうか。なぜ大人になると時の流れを早く感じるようになるのか、Geminiに尋ねてみました。

「大人になると時の流れを早く感じるようになるのは、人生経験の比率や脳の処理の仕組み、日常の過ごし方が大きく関係しているためです。主に以下の3つの理由が挙げられます。
・ジャネーの法則
 フランスの哲学者ポール・ジャネが提唱した法則です。簡単に言うと、「体感時間は、それまで生きてきた人生の長さに反比例する」というものです。例えば、50歳の人にとっての1年は人生の「50分の1」ですが、10歳の子どもにとっては「10分の1」になります。つまり、年齢を重ねるごとに1年が人生に占める割合が小さくなるため、相対的に短く感じるようになります。
・新しい経験(感動)の減少
 子どもの頃は、学校の入学、初めての場所、季節の行事など、毎日が「初めての体験」にあふれています。新しい出来事は脳が情報を深く処理するため、記憶にしっかりと残り、振り返ったときに「時間が長く」感じられます。一方、大人になると毎日の生活がルーティン化し、処理する情報がスムーズに流れるため、記憶の引っかかりがなくなり短く感じてしまいます。
・脳の情報処理スピードの変化
 脳の神経科学では、新しい刺激を受けたときほど脳は活性化し、時間をゆっくり感じるとされています。大人になるにつれて脳が効率化され、省エネモードで情報を処理するようになるため、スピード感だけが増していく(=あっという間に感じる)と考えられています。」

 AIはあっという間に答えをくれるし、内容も今回はなるほどと思うのですが、それでも、心が慰められる内容ではないですね。大人になったんだから仕方がない、としか読めないからでしょうか。それでも、「新しい経験など心に強い印象を残す瞬間があると時間が長く感じられる」のではないか、とも思いました。

 そう考えると、教員という職業はそのような経験をすることが多い職業だな、と思います。1年ごとに区切りがあって、同じ授業をしていても目の前にいる子どもたちは常に違う子どもたちであることが多いです。同じ子どもたちであっても、クラスが変わって環境が変わったり、何よりも成長したりすることで、変化をし続けています。

 常に新しい刺激を受け続けますし、感動的な瞬間に立ち会える機会も結構あります。そう考えると、もしかすると教員の1年は比較的長く感じられるのかもしれません。ただし、これは他の職業と比較することが難しいので、私の勝手な思いつきではあるのですが。

 さて、今は教育実習の時期です。本校でも何名かの実習生が実習を行います。教員採用試験の倍率が落ち続けていると言われている昨今ですが、私の立場としては、教員という仕事の素晴らしさを伝え続けていくしかないのかな、と思っています。今回の話は、そのような話を実習生にするときの引き出しのひとつとしたいと思います。思いっきりネタバレしていますが。

26.5月

 1ヶ月に一度はブログを書こうと思っていたのですが、少しサボってしまいました。公開は6月になるでしょうが、これを書いているのが5月30日なので、一応よしということにしておきます。

 それにしてもあっという間に5月も終わりです。GWが終わってからは気温の上下も激しくて、今日5月30日は山元町でも29℃近くまで気温が上がっています。なかなか体調管理も難しいと思いますし、実際に欠席する児童生徒も多かったように感じています。そのような5月の最終土曜日、なぜ私が出勤しているかというと、本日は運動会だったからでした。

 先ほど無事に終わった運動会。本校では小学部と中学部のひまわり教室、小学部と中学部と高等部のあすなろ教室が合同で行います。(高等部ひまわり教室は障害者スポーツ大会に参加します)全員ではありませんでしたが、普段は病院で入院している重度の重複障害をもつあすなろ教室の児童生徒が10名近く参加しました。このような形で行事が行われている支援学校は県内でも数少ないと思います。

 保護者の皆さまにもたくさん来ていただき、児童生徒の普段とは違う表情や笑顔を見てもらえたのではないかと思います。張り切って取り組んだ運動会、児童生徒は皆満足そうな表情で帰宅していきましたが、疲れたのではないでしょうか。ゆっくり休んで、また来週から元気な顔を見せてほしいと思います。