校長ブログ
22.一年のはじめにあたって
皆さまはじめまして。4月から山元支援学校の校長として赴任してまいりました、竹内です。「校長室から」ということで、山内前校長先生から引き継いで、このブログを発信していきたいと思います。
4月8日に始業式、4月9日に入学式と慌ただしく一年の始まりが過ぎ去っていきました。子どもたちにとっても新しい環境に慣れるのは大変なことですが、それは大人にとっても同じこと。私を含めこの春、山元支援学校で新しく働き始めた16名の教職員にとっても、子どもたちと初めて顔を合わせる緊張感の中で、あっという間に過ぎ去っていった4月の3週間という感じです。
山元支援学校は環境に恵まれた立地にあると思います。校舎の4階からは海が見えます。しかし、海の側にあるということは、東日本大震災の被災地でもあるということです。あたり前のことですが。私自身、初めての被災地にある学校への勤務となります。本校の防災マニュアルは、今まで見てきた内陸の学校のマニュアルとはまったく違うものだと強く感じました。
児童生徒にとって、そして、教職員にとっても安心で安全な職場であること。笑顔の子どもたちや、日々誠実に子どもたちに向き合う教職員の様子を見るたびに、その大切さを何度も心に刻んでいます。
【校門前の桜 4/16】
今後は一ヶ月に1回から2回のペースで更新できればと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
21.修了式と離任式 ~先生方を送ります~
校長室だよりも21回目、今年度最終号です。先週は気温が下がり、県内でも雪がちらつくところがありましたが、今日は20度近くまで気温があがりました。三寒四温を繰り返しながら着実に春が近づいています。暑さ寒さも彼岸までだといいのですが。
13日(木)に、ひまわり教室・あすなろ教室あわせて15名の卒業生を送り出してからは、校内は少し静かになり、寂しさを感じる日々でした。そして、本日24日(月)にはひまわり教室・あすなろ教室ともに修了式を行い、すべての在校生の児童生徒に修了証を無事に手渡すことができました。37名は「元気に」「仲良く」「一歩ずつ」この一年を乗り切りました。ご支援いただいた皆様にあらためて感謝いたします。この一年間の児童生徒の校内外での活躍の様子、保護者や地域の皆様との活動の様子等このHPに掲載されておりますので、どうぞご覧下さい。
児童生徒を送り出して寂しさがまだまだ残っていますが、今度は先生方です。明日25日(火)の新聞で報道されるかと思いますが、本校からも多くの職員の方々が異動されます。また寂しくなりますが、27日(木)にお送りしたいと思います。
それでは、令和6年度の校長室だよりを閉じます。児童生徒のためにご尽力いただきました皆様に心から御礼いたします。そして私事ですが、今月いっぱいをもって県立学校校長の役職を終えます。お世話になった皆様に心より御礼申し上げます。最後が山元支援で本当に幸せでした。これからも山元支援学校の子どもたちをよろしくお願いいたします。
20.今週はみやぎ鎮魂の日と本校卒業式と合格発表
校長室だより第20号です。3月に入っても雪が降ったり、寒い日が続いたりしましたが、今日の気温は15度を超え春らしい陽気です。
3月11日は震災から14年目を迎えた「みやぎ鎮魂の日」でした。県内至る所で追悼の行事が行われました。本校でも半旗を掲げ14時46分に黙祷をしました。震災では多くの方が亡くなりました。まだ行方不明の方もおります。心のケアが必要な方も多くおります。忘れてはいけない日です。お隣岩手県大船渡市では今月初旬まで大規模な山火事があり、大きな被害を受けました。テレビで報道された現地の方は「なして、おらいばり。」(なぜ、この地域だけ震災や火災が続くのか)と呆然としていました。大船渡には高校時代の親友もいます。心からお見舞い申し上げます。
今日3月13日卒業式は前夜までの雨が嘘だったかのように晴れ、良き日の旅立ちでした。あがらない雨はないのですね。あすなろ教室5名、ひまわり教室10名の計15名の卒業式でした。一人一人に証書を手渡しました。式辞はいつもの繰り返し、校訓「元気に」「仲良く」「一歩ずつ」について、最後は旅立ちの日と校歌斉唱。本校の校歌は本当に心に響く良い歌です。小中の卒業生は4月から本校中学部高等部に進みますが、高等部の卒業生はそれぞれの道に進みます。卒業生と保護者の方々を全職員で長い廊下を拍手で送りました。その後も、本人たちはもとより、保護者の方々も校門横の卒業式立て看板で記念撮影をして、別れを惜しんでいました。卒業生の無限の可能性を信じましょう。
午後3時からは、あすなろ教室の合格発表でした。あすなろ、ひまわりとも卒業した高等部生徒がいて寂しさがありますが、少人数であっても4月から入学してくる生徒もいます。出会いと別れを繰り返すのが学校で、そのたびに生徒も教師も強く、成長していくのだと思います。
山元名物、ホッキ貝とイチゴが旬を迎えています。たけだ魚屋さん、旬魚金八さん、田園さん、サザエさんが復活したつばめさん、道の駅夢いちごの郷移動販売のナポリタンとここ山元町は本当に美味しいお店が沢山あります。修了式まで登校日あと5日、心はかるく風にのせて頑張ります。
令和7年3月13日 山内
19.ALTの先生がやってきました ~三寒四温~
校長室だより第19号です。先週までこの2月は大きな寒波が2度やってきて、ここ山元でも積雪があり、最低気温が氷点下という日もありました。しかし今週は、予報で最高気温が10度を超える日もあれば、来週は寒の戻りでぐっと寒くなるようです。三寒四温を繰り返しながら着実に春が近づいています。
今月は児童生徒の活躍の様子をテレビや新聞で紹介されることが数回ありました。10日(月)ひまわり教室小中学部23名と坂元小4年生11名による合同学習会を体育館で行いました。両校それぞれ授業で取り入れている創作和太鼓や郷土芸能の神楽を披露し合いました。震災で大きな被害に遭った中浜地区に伝わる中浜神楽を坂元神楽に融合させたという貴重なもので、コロナ禍を挟んで5年ぶりに実現した合同学習会でした。この模様は当日お昼のニュースでも放送され、後日新聞でも取り上げられました。
18日(火)にはひまわり教室高等部生徒の製品販売会が、山下駅近くのフレスコキクチさんを会場に作業学習の一環として行いました。当日の気温は5度程、風も強い中でしたが、保護者や地域の方々に支えていただきながら、販売することができました。接客や会計の苦労、仲間との協力、成果物を販売して得た達成感等様々な学びがあったと思います。また一歩成長できました。この模様も後日新聞で報道されました。
25日(火)から3日間、ALTの先生が本校を訪れてくれて、児童生徒と触れあいました。米国出身のとっても優しい男性の先生で、小中高すべての学部で授業に参加してくれました。4年前にも本校で指導いただいた経験があるそうで、日本語も上手な方でした。
朝、小学部低学年の児童たちの靴の着脱一つとっても、この一年での成長に驚かされます。日々の地道な繰り返しの支援・指導がいかに大切かを確認できます。粘り強さはどこの学校でも必要です。
3月13日の卒業式まで2週間ほどとなりました。一日一日を大切に「ほめて、くりかえして、まつ」を実践しながら児童生徒、職員と元気に学び続けたいと思います。
令和7年2月26日 山内
18.大谷選手のグラブから一年 ~LA火災を気遣い関係者に感謝する声明~
校長室から第18号です。明日で一月は最後です。立春も近いのですが、気温は6度ほどと、まだまだ寒い日が続いています。それでも学校近くの畦道に蕗の薹を見つけたりと、春が近づいているのかもしれません。お陰様で我が山元支援は児童生徒も職員も毎日元気に学んでおります。
ちょうど一年ほど前、岩手県出身の米国大リーガー、大谷翔平選手から日本全国の各小学校に野球グラブがプレゼントされました。もちろん我が山元支援にもグラブが届き、小学部の児童にお披露目しました。低学年・高学年、左・右の子どもにあったもので、グラブで遊んだようです。アメリカンリーグ本塁打王として二度目の最優秀選手賞を受賞し、エンジェルスからドジャースに移籍した直後でした。
あれから一年、大谷選手は本塁打王に加え、打点王等打撃7部門でトップに立ち、ナショナルリーグ最優秀選手賞を受賞しました。1月26日ニューヨークでの受賞記念式典には地元ロサンジェルス火災被害のため出席できず、ビデオでのメッセージとなりました。火災で家族をはじめ大切な人を失った人へのお悔やみ、消火作業にあたった勇気ある関係者への敬意、自分を支えてくれた家族や球団関係者、ファンへの感謝の英語による声明は大きな感動を与えてくれました。
「真のチャンピオンからの心のこもった行為」「これが私たちのMVP」「愛すべきプロアスリート」「涙を流さずにはいられない」「ショウヘイが英語でスピーチをしたのはとても勇気のあることだった」「素晴らしいスピーチ、英語も素晴らしい」と米国ファンはうれしそうでした。本当に素晴らしい選手です。子どもたちには無限の可能性があること、諦めてはいけないことをあらためて示してくれました。
来週3日(月)は、ひまわり教室小学部で豆まきが予定されています。「鬼は外、福は内」が一般的ですが、京都には「鬼は内、福は外」、群馬には「鬼は内、福は内」といったかけ声の地域もあるそうです。この日は豆まきで児童生徒と先生方の健康と幸福を願う日にしたいと思います。さて今年はどんな鬼が現れるか。
寒い日が続いていますが、高等部入試合格発表での中学部生徒のうれしそうな顔、採用通知書をもらって報告に来てくれた高等部生徒の、はにかんだような笑顔を見ていると心が暖かくなります。一月は一気に過ぎましたが、今年は28日で昨年より一日少ない二月で「逃げるような」はやさで進むと言われますので、一日一日を大切に児童生徒、職員と元気に学び続けたいと思います。
令和7年1月30日 山内